ヒップのケアを始める前に

肌トラブルを防ぐためにはケアすることが大切。
そんなことは誰でも分かっているはずです。

 

しかしその前に、「お尻」の特徴を知りましょう。
他の部位との違いを理解することで、どうして肌トラブルが起きるのか、原因も分かりやすく対策にも活用できます。

 

お尻は正式に「臀部(でんぶ)」と言います。
手足のように外に露出することがほとんどないので、外気などの刺激に対して耐性が弱いです。
しかし皮下脂肪が付きやすい分、椅子に座ったときなどの圧迫感は脂肪に吸収されます。
ただ、この脂肪が固まってできものが発生することもあります。
その場合は専門の病院で切除することで取り除けます。

 

お尻には皮脂腺や汗腺も集まっています。
皮脂や汗が分泌されて、それが下着の中に留まることで毛穴に詰まり、炎症が起きやすくなります。汗疹ができやすいのも汗腺と、蒸れ易い環境のせいです。

 

さらに、お尻は肛門に近い部分です。
排泄物を排出する部分があるために、清潔な状態を保ちにくいこともできものの原因の一つです。。
膀胱はほとんど菌が存在しませんが、肛門には大腸菌などの菌が無数に存在します。

 

また、清潔にするためにボディソープや石けんで念入りに洗ったとき、配合成分の化学成分が反応を起こして炎症することもあります。
まずは清潔に維持することと、肌状態を整えることが先決です。
もし、ケアしても治りにくい場合は感染症や腫瘍の可能性も疑いましょう。